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椿油の製造法

2011/03/31

桜島の椿油ができるまでの過程をご紹介いたします。

椿の種ができるまで

  1. 年末から早春にかけて、島内のあちこちにあるヤブツバキの木に赤やピンク色の花が咲きます。桜が開花し始めると、日本を代表する花である桜とヤブツバキの花が咲き誇り、島がとっても美しい景色になります。
    椿の花
  1. 花が散った後、実がつき始めます。はじめは小さくて青々としていますが、日を追うごとに成熟していき、完熟した実はゴルフボール大で赤茶色になります。
    椿の実
  2. 実は成熟すると、ぱかっと割れて中から数個の種が顔を出します。
    椿の実が割れた様子

種の収獲

  1. 桜島では、秋分の日を過ぎた頃から種の収穫が行われます。9月末から10月にかけて鹿児島ではまだまだ残暑が厳しく、また、椿の木は火山灰をかぶっていますので、収穫作業はなかなか大変です。(「いら虫」と呼ばれる虫が出たり、たまにマムシも出ます。)
    まだ割れていない実を収穫する人や、地面に落ちた種を拾う人など様々ですが、桜島では「落ちている種は熟してるから油が沢山とれる。」と言われており、落ちている種を収穫する人が多いようです。
  2. 収穫した種は、お天気の良い日を選んで、むしろやビニールシートなどに広げて天日で約一週間乾燥させます。
    種に付着した火山灰を除去するため、収穫した種をいったん水洗いしてから干す人も多く、火山灰が降ると種が汚れるので、ビニールハウスなど降灰の心配のない場所で干す方もいらっしゃいます。
    桜島では「干せば干すほど、油がたくさん出る。」と言われ、一ヶ月以上天日干しする方も見られます。

椿油の製造法

桜島の椿油の多くは、桜島の椿油を搾り続けて半世紀以上、老舗の製油所である垂水市の葛迫製油所さんで搾られます。

【天日干し】
収穫された椿の種子は、お天気の良い日を選んで、むしろなどに広げて約一週間、天日で乾燥させます。
天日干しの様子

【蒸し】
約25kgの桶で15分蒸し上げられます。熱を加えることで、油と水分が分離し、搾油しやすくなります。
椿の種子を蒸している様子

【冷却】
蒸し上がった種子の粗熱を取り、約一昼夜寝かせます。
蒸した種子を冷却している様子

【搾油】
メンテナンスを繰り返しながら、50年以上も使い込まれた圧搾機。一回分25kgの椿の種子を圧搾機で搾油。約1時間かけて、じっくりと良質な油を搾ります。
※一升(1.8リットル)の椿油を搾油するには約5kgの種子が必要です。
搾油の様子

【煮沸】
気温や天候によって温度を調整しながら、おおむね140度まで加熱して水分を飛ばし殺菌します。
煮沸の様子

【濾過】
鹿児島の手漉き和紙「蒲生和紙」を80枚も重ねて不純物を濾しとります。
濾過をしている様子

【高温圧搾法】
椿の種子を搾油する前に、蒸して油と水分を分離させる昔ながらの製法です。さらに、桜島椿油は、瓶詰め前に約140度で煮沸殺菌することで、アーモンドやク ルミなどのナッツ類をイメージさせる甘く香ばしい臭いと、黄金色に輝く色合いを引き出しています。香りや色を生かした料理油として、和・洋・中華など様々 なメニューに最適です。
※天然・無添加・無着色で仕上げていますので、肌や髪にもお使いいただけます。
出来たばかりの椿油

製油所

葛迫製油所
〒891-2103 鹿児島県垂水市市木66-2
TEL 0994-32-0364

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