昭和火口

桜島には、活発な噴火口がふたつあります。昭和火口と南岳山頂火口です。
2009年以来、ほとんどの噴火は「昭和火口」で発生しています。

同火口は、1946年の昭和噴火で溶岩を流し、その後しばらく活動を休止していました。
2006年に58年ぶりに噴火。2009年より噴火回数が増加し、現在に至ります。

008_1.JPG
2006年 活動再開直後の昭和火口

008_2.JPG
2010年 活発化して広がる昭和火口

008_3.JPG
2013年 噴煙を上げる昭和火口
 

同火口は、南岳の東斜面8合目付近に位置しています。
山頂ではなく山腹にあるため、麓の道路や展望スポットなどから簡単に眺めることができます。
爆発的噴火が起これば、噴石が飛び出し、モクモクと噴煙が上がり、大きな爆発音を感じることができるでしょう。
噴火をしなくとも、「ゴーっ」という飛行機が遠くを飛ぶような大きな音(鳴動)が聞こえてくるかもしれません。
また、静かに水蒸気や噴煙を出しているかもしれません。
見るたびに異なる活動の姿を見ることができるでしょう。

おすすめの観察場所は、黒神ビュースポット
噴火口を眺めながら、今生きている地球の鼓動を感じてください。

このページの先頭へ戻る